僕は二つの世界に住んでいる

現代社会と科学の空白に迷い込んだ人物を辿るブログ。故人の墓碑銘となれば幸いです。

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

中川智正(サリン製造役)から見た地下鉄サリン事件

本日、地下鉄サリン事件から27年です。 私はこういうブログを書いているため、何となく献花に三年ほど行っておりましたが、今年は、翌日早朝から仕事のため、いくのをやめました。 私は地下鉄サリン事件に遭遇せずに済んだけれどその日被害に遭われて亡く…

泣いてしまったのは、林(郁夫)さんがかわいそうだったから

このオウム法廷の中で、何度か公判に証人として出廷しあっている同じ医師免許を持つ者として一括りにされている感じもする中川智正さん、林郁夫さんですが 私個人は、林郁夫さんと中川智正さんは全然違うタイプだと考えています。 林郁夫さんは、まだ世間の…

「慟哭の法廷」を見直す

林郁夫さんの裁判は、「慟哭の法廷」と言われていました。実際、佐木隆三氏はそれをタイトルに著書を出しています。 慟哭 小説・林郁夫裁判 (講談社文庫) 作者:佐木隆三 講談社 Amazon かつての教祖の裁判に証人出廷し、「自分たちが殺してしまった人たちが…

オウム真理教の医療とイニシエーション

しばらく林郁夫先生関係のエントリーが続きます。それは、林郁夫『オウムと私』という著書があるからです。 オウムと私 (文春文庫) 作者:林 郁夫 文藝春秋 Amazon この本は、林郁夫さんが無期懲役囚として千葉刑務所で書かれた書物です。 オウム真理教の医療…